スクールMARIKOスタッフ・ブログ

2015年11月26日

11/21から福島県相馬市へ行ってきました。記憶が薄れないうちに感想などをまとめてみました。

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出雲縁結び空港から羽田へ飛び、東京から新幹線はやぶさで仙台へ。仙台から相馬市へは常磐線。途中、亘理↔相馬間は津波の被害から未だに復旧しておらずバスでの代替運行でした。

相馬駅からスマホのナビを頼りに、浜田真理子さん出演&スクールMARIKOを紹介してくださるブースも設けられた「みんなのしあわせ音楽会」の会場 「相馬市総合福祉センター(はまなす館)」へ徒歩で移動。途中にあったお寺の掲示板には、地表と地表から1メートル上で計測された放射線量の値が張り出されていました。

「みんなのしあわせ音楽会」の打ち上げにお邪魔して伺ったお話では、放射線量の情報は毎日のニュース毎にはもちろん、お寺の掲示板に張り出されていたような光景もあちこちにあるそうです。自然放射線量は東日本よりも西日本のほうが高く、その原因は花崗岩質だからで実際に関西へ線量計を持って行って測ってみたという方など、みなさん放射能についての知識が高く、それは放射能に向き合うことが日常の一部になっているからなんだと思いました。

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震災直後の様子をこの目で実際に見たわけではないので、津波被害の爪痕がどれなのか、復旧の進捗具合はどうなのか、正確に判断する事は出来ませんが、翌日ほんの少しだけ立ち寄った松川浦の風景は、海抜の低いところに建っている建物ほど新築が多く、岸壁や港湾施設に打設されたコンクリートは真新し
く、「壊れた防波堤をなおしています」という工事の立て看板があちらこちらにあり、内海に点在する小島の水際に生えている松だと思われる樹木は立ち枯れていました。

今回は福島に一泊しただけで、相馬市街の狭い範囲を少しだけ歩いたり、松川浦で海風に吹かれたり、車窓から風景を眺めるだけでした。立ち入り禁止の看板に引き返す事はなく、黒いフレコンバッグが積み上げられた光景を見る事もなかったけれど、少しだけでも空気を肌で感じ自分の目で見る事はできました。でもそれはそこに住む人たちが直面している現実のごく一部であって、スクールMARIKOの取り組みの中で知り考えさせられた、環境、地域、家庭、個人ごとなどそれぞれが抱える事情、それぞれの置かれた状況によって違うのだ、という事も考えると、そこに暮らす人の数だけ現実(問題と言い換えなくてはなりません) があるということだと、改めて思います。そしてその問題は福島の人たちだけの問題ではないと思っています。スクールMARIKOでは、ヴァヌアツのサイクロンや各地の豪雨災害にも目を向けました。地震だけでなく自然災害、特に局地的豪雨災害は、いつ自分の身に降りかかってもおかしくありません。冬の夜の海で釣りをしている時、もしも今大地震が起きて直後に津波が襲ってきたら、どこにどう逃げるかをシミュレーションする事もあります。何より原発立地県に暮らしています。放射能による災害の危険が発生する原因は地震や津波だけとは限りません。危険性は僅かだとしても、そこにあって運転しているだけで潜在的に存在しています。福島で肌で感じて目で見た現実は、島根で暮らす僕の現実でもあり僕の問題でもあるという事を忘れずにいようと思います。

 

松川浦では釣り糸を垂れる人の姿もたくさん見かけました。「みんなのしあわせ音楽会」では、堀下さゆりさんや真理子さん、えんどう豆のみなさんなど出演者はもちろん、スタッフや観客のみなさんがとても楽しそうでした。もちろん僕も楽しみました。複雑な問題に継続して向き合おうとする時、楽しみを見つけるのは大事なんだと思います。

実は、福島のみなさんへのお土産にシジミはどうかって話もありましたが、今回は持って行く事が出来ませんでした。いつかスクールMARIKOのスタッフみんなで福島県を訪れる事ができたら、大鍋やガスコンロと一緒に宍道湖産のシジミを持ち込んで味噌汁を作りたいな。また美味しい卵かけご飯も食べたいな。そんな日が早く来る事を楽しみに、これからもスクールMARIKOのお手伝いを続けていきます。

 

最後に、この旅で出会ったみなさん、ありがとうございました。

出雲から参加の花田さん、鳥取県から参加の石井さん、スタッフ竹内さん、金子さん、お疲れさまでした。一緒に行動してくれた赤い人ことスタッフ後地さん、ありがとうございました。スクまりブースの展示物を用意してくれたスタッフ松本さん&山崎さんもありがとうございました。留守番のスタッフのみなさん、また報告しますね!そして真理子さん、真理子さんのおかげで福島県へ行く事ができました。ありがとうございました。これからもよろしくお願いします♪

 

そしてそして、

福島県相馬市は島根からは遠い場所でした。家を出てから飛行機と新幹線と電車とバスを乗り継ぎ到着まで約8時間。スクールMARIKOのゲストで松江にお招きし、今回相馬で再会した森田文彦さん、佐藤定広さん、内藤真紀さん、遠くから来て下さったんですね!そして温かく迎えてくださって本当にありがとうございました!!また逢う日まで~

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スタッフ森田

2015年11月26日