スクールMARIKO2015第二回は、今年製作した青空とヒマワリをデザインしたタペストリーをカラコロ工房地下大金庫室の壁に掲げ開催しました。お出かけいただきましたみなさま、ありがとうございました。
今回のゲストは、島根大学医学部教授の神田秀幸さんとフリービデオカメラマンの花田真司さん。お二人とも島根出身で現在は島根在住です。地元の方をお招きするのは昨年の「よしととひうた」以来二組目。 出雲弁も交えてのお話しで会場は和やかな雰囲気でした。
神田さんが神奈川県で震災避難者の健康相談をされた際、「さすけね(大丈夫ですよ)」と東北弁・福島弁で話しかけると、避難者の方々が安心した表情を浮かべられたっていうエピソード。福島から出雲へ避難してきた人たちと知り合った事がきっかけとなって福島へ行くようになり、ローカルニュースの取材も含めてその後何度も福島へ行って映像を撮るのだけれど「福島で知り合った人たちの近況を聞きにいくんです」って花田さんの言葉が印象に残りました。そして、震災から4年が過ぎ、風景など見た目は変化したけれど、被災地の人たちが抱えている根本的な問題はあまり変わっていないとも。
花田さんがおっしゃっていましたが、あの日あの時に何をしていたかを覚えている人は多いようです。あの時湧き起こった気持ちを思い出す事は、あまり変わっていない根本的な問題に向き合うのに必要だと思いました。思い出して、誰かと話してみるのも大事かもしれません。遠い場所から、あの時を忘れず考え続けていきたいと思います。
第一回終了後に種を蒔き、少し成長したヒマワリを鉢植えにして会場に持ち込んだ、ブログ初登場のスタッフ森田でした。